イタリアのこと

聖パオロを訪ねて~サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂

ようやく旧サイトからヴィンテージの切手の引っ越し作業に入りました(・∀・;)
枚数が多いので少しお時間を頂くかと思いますが
小さな切手の中にギュッと込められたバチカンの歴史の旅を楽しんでいただけたら幸いです♪

さて、昨日にUPした「聖ペテロ 聖パオロ」のバチカン切手ですが…
聖ペテロはご存じの通り初代ローマ教皇。
殉教の場所にサン・ピエトロ大聖堂が建てられました。

では、聖パオロはどのような聖人(人物)だったのでしょうか?
詳しく語ると宗教の話になってしまうので、5年ほど前に訪れたサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂について触れながら軽くサクッと……

聖パオロとは?

本名はサウロ。もとはキリスト教徒を迫害していた人物でした。
ダマスコへの途上での劇的な改宗体験をきっかけに、生涯を布教活動に捧げるようになります。
(この時に起きた奇跡が「目から鱗が落ちる」の諺とされています)
非ユダヤ人にもキリスト教を広めたことで、キリスト教が世界宗教へと成長する大きな土台を築き、新約聖書の「パウロ書簡」は今もキリスト教神学の中心にあります。

サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂

4大バシリカのひとつで、ローマの旧市壁の外にあるため「フォーリ・レ・ムーラ=城壁外」と呼ばれます。
4世紀にコンスタンティヌス帝が創建したのが始まり。
現在の建物は火災後に再建された19世紀のものですが、荘厳な雰囲気は健在です。

主祭壇の下には、聖パオロの墓所があるとされます。
静かに立ち止まり、彼の言葉に耳を澄ませてみたくなる場所です。

聖パオロのシンボル

教会で見かける聖パオロ像。
彼は2つのものを手にして描かれています。それは何と何でしょう?
(相方くんは「夢と希望」と答えましたw)

正解は…「剣と聖書」です

この記事の冒頭写真にもありますが「剣と聖書」を聖パオロは手にしているのですが
これにはきちんと意味がありまして
剣=殉教と神の言葉の力、聖書=教えを残した使徒としての証 という二重の意味が込められています。
(パオロはローマで処刑されますが、その方法が「斬首」でした)

ちなみに、切手でもいっしょに描かれていた聖ペテロの象徴は……

「鍵」です。
聖ペテロはイエスから「天国の鍵」を受け取ったことに由来しています。
歴代教皇はこの「天国の鍵」を代々受け継いでおり、バチカンの紋章などにも鍵がシンボルとして用いられています。

聖ペテロと聖パオロ

さてさて、ヴィンテージ切手の内容に戻りますが
この二人の聖人は一緒に描かれることも多いのはなぜでしょうか?

これは偶然ではなく、キリスト教における二人の深いつながりを象徴しています。
二人は異なる方法で信仰を広めましたが、共にローマで殉教。
6月29日には、二人を同時に記念する祝日が設けられています。

この切手を見ると、歴史の中で二人が果たした役割の違いと、それでも共に歩んだ道のりが一目でわかります。
まるで、小さな紙の上に使徒たちの物語が凝縮されているかのようです。

ヴィンテージ商品は現地買付の為、再入荷はございません。
気になった商品はぜひお手元に…🌿

🔗ヴィンテージ切手
https://www.30trenta.com/category/item/itemgenre/antique/

🏛️さいごに

今年は25年に一度の聖年(ジュビレオ)です。
サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂の聖なる扉(PORTA SANTA)がこちらです。
聖年以外は固く閉ざされているので、今年にイタリアへ行かれる方はぜひ…!!

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