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なぜ8月は“August”?アウグストゥスとカレンダーに刻まれた皇帝の名

8月とアウグストゥスのつながり

今のカレンダーでいう「8月=Agosto(イタリア語)August(英語)」は、初代ローマ皇帝アウグストゥスの名に由来します。
ではなぜ、この月が彼の名前を冠することになったのでしょうか?

もともとは「第六の月」だった

古代ローマの暦(ロムルス暦)では、3月が年の始まり。
そのため、8月は「第6の月(Sextilis)」と呼ばれていました。

ところが紀元前27年、ローマの初代皇帝オクタウィアヌスが「アウグストゥス(尊厳ある者)」という称号を元老院から授けられた後、この月の呼び名は変わります。
元老院は、アウグストゥスの多くの栄光がこの月に成し遂げられたことを理由に、「Sextilis」を「Augustus」に改名したのです。

なぜ「8月」が選ばれたのか?

実はアウグストゥスの誕生日は9月。ではなぜ8月?
理由のひとつは、この月に以下のような出来事が集中していたからとされます:

①アレクサンドリアの占領(紀元前30年)
②エジプトをローマ帝国に編入
③カエサルを継いで事実上の「全ローマの支配者」に

つまり、政治的勝利と皇帝としての威光を確立した月だったのです。

なぜ8月が「31日」になったのか?

7月(Julius)が31日なのに、8月が30日では見劣りする…
ということで、「7月と並ぶ皇帝の月」として、アウグストゥスに敬意を表し、31日に調整されたという逸話もあります(※実際は閏年調整による結果ともされる)。
これは、皇帝の威厳とローマ帝国の「演出の美学」がいかに重視されていたかを物語っています。

アウグストゥスとは誰か?

アウグストゥス(在位:紀元前27年〜紀元14年)は、言わずと知れた初代ローマ皇帝。カエサルの養子として政治の表舞台に登場し、内戦を終結させた立役者です。
彼の治世は「パクス・ロマーナ(ローマの平和)」の幕開けとも言われ、行政制度の整備、属州支配の安定化、建設事業の推進など、ローマ帝国の礎を築いた人物。
ちなみに「アウグストゥス」は「尊厳ある者」という意味。

私の永遠の憧れ…皇帝アウグストゥス。
スエトニウス曰く「彼はまれにみる美男子だった。身を飾ることにはまったく無頓着だったが、生涯を通じ、優雅この上なかった」と著書で綴っております。
そう、イケメンだったんです(笑)
背は低かったようですが均整がとれており、ユーモアのセンスもあったとか。
個人的にはローマのマッシモ宮にいるトーガを着たアウちゃんが一番好きです!
ローマへ行くたびに足を運び逢瀬を重ねておりますが
出来ることならアウちゃんがいる部屋にお布団を敷いて泊まりたくらいです(笑)

🌿8月の名前に秘められた「皇帝の誇り」

カエサルが「ユリウス暦」を作った7月に続いて、アウグストゥスの8月。
現代を生きる私たちが何気なく使う「August」という言葉には、実は帝政ローマの始まりと皇帝の栄光が刻まれているのです。
皇帝たちの名誉が、今のカレンダーにまで影響しているなんて、ロマンがありますよね♪
📅次回は、グレゴリウス暦の成立について少し触れたいと思っています♪ お楽しみに~!

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